40代趣味:無駄遣い

The BEATLES

TheBEATLESとの出会いはハッキリ思い出せない。
 
なぜなら物心ついた頃には至るところでTheBEATLESは流れていたからだ。
 
 
 
母親が好きで家で聴いていたし、ポンキッキでも使われていた。
 
実家の団地に毎日やってくる移動販売のトラックは
 
”Here Comes The Sun”をBGMにして走ってくる。
 
 
 
ここまでポピュラーで母親までよく聴いているとなると
 
年頃の男子はあえて避けて聴かなくなりそうなもんだが
 
私はそうならなかった。
 
 
 
原因はおそらく友人だろう。
 
 
 
TheBEATLESとの出会いは思い出せないが
 
自分から好んでTheBEATLESを聴こう。と思ったのは小学校5年生の頃だ。
 
 
 
当時私の学校はクラス替えが2年ごとにあったのだが
 
前途した友人は5年生になる時クラス替えをして
 
初めて友人となった。その2人が好きだったのだ。
 
 
 
いつも3人つるんでいた。(ような気がする)
 
その一人がよくTheBEATLESを歌っていた。
 
特に印象に残っている曲は”Can't Buy Me Love”と”Twist And Shout"だ。
 
(ちなみにその友人はTHE BLUE HEARTSもよく歌っていてそれから私も大好きになった。)
 
 
 
本気で歌っていたがヘタクソで不格好で笑えたしそれを少し馬鹿にしてた気がする。
 
だけど何故かTheBEATLESはスゴいのだ。と思った。
 
 
 
だから、母親が聴いていようがスーパーでかかってようが関係なかった。
 
 
 
当時駅の改札出たあたりでワゴンセールしていた
 
TheBEATLES ベスト 3枚組 1000円って海賊版みたいなCDが家にあった。
 
"Please Please Me"から"サージェント・ペパーズ""マジカル・ミステリー・ツアー”辺りまで網羅されたベストでよく聴いた。
 
 
 
いまだに手元にある。
 
 
 
そんで、話は中学校2年生まで飛ぶんだけど。
 
小学生高学年から様々なポピュラーミュージックに興味を持ち聴き漁っていた私は
 
TheBEATLESに再度興味を抱いた。
 
 
 
そして初めて自分の小遣いでTheBEATLESを買いに行った。
 
その時買ったアルバムはハッキリ憶えている"Revolver"だ。
 
 
 
当時はあまり知識もなく完全にジャケ買いだった。

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Revolver
これが衝撃的、ガビーンって感じ。
 
ベストでは聴いたことがなかった”Taxman”から始まって”Eleanor Rigby” 
 
”I'm Only Sleeping”って続く。
 
何これ?え?これがビートルズかよ。って感じだった。
 
 
 
めちゃくちゃ聴いたし音楽に対してMAX興味がある時期に"Revolver"と出会ったのはラッキーだった。
 
今考えても初めて買うTheBEATLESは”ホワイト・アルバム”でもなく”サージェント・ペパーズ”でもなく、これが一番良いと思っている。
 
 
 
幼い頃から生活の一部だったポピュラミュージックを”特別”にして
 
くれた"Revolver"が後々今に至るまでTheBEATLESを好きでいる
 
キッカケになったと思う。
 
 
 
よく、TheBEATLESは前期・中期・後期と言われたり
 
青盤・赤盤で分けたり
 
人によっては”ラバー・ソウル”から変革しているという人もいれば
 
"サージェント・ペパーズ"から開眼したという人もいてそこらを境界線にするけど
 
 
 
私から言わせると"Revolver"こそ境界線だ。
 
TheBEATLESの歴史でどの括りにも入らず
 
ポッカリ1つだけリボルバーリボルバー
 
リボルバーな頃でリボルバー期なのである。
 
 
 
TheBEATLESは様々な角度で語られ、幅広く好かれている。
 
歴史が詳細に残っているからこそ多くを語られ人それぞれの解釈があるからこそ
 
飲み屋でビートルズを語ると結構な確率で喧嘩になる。
 
 
 
だが、私と"TheBEATLES Revolver"の出会いは誰もケチを付ける事は出来ないのだ。

 

 

 

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