40代趣味:無駄遣い

THE BLUE HEARTS

思い返すと小学生の頃が1番純粋に音楽が好きだったのかもしれない。
 
授業中、友人とアニソンを歌ったり
 
放課後遊んでいるとき歌を歌ってたり。
 
 
 
そんなこと中学生くらいになるともう無くなってくる。
 
 
 
THE BLUE HEARTSは小学校5年生のときに友人から教えてもらった。
 
当時良くつるんでいた2人が歌っていた。
 
 
 
"リンダリンダ"や"トレイン・トレイン"は知ってたけど
 
爆風スランプの"ランナー"と同じ括りに勝手にしていた。
 
(リンダリンダ~ トレ~ントレ~ン 走れ~走れ~ だから。小学生の頃だし許して。うはは。)
 
 
 
で、その2人が歌ってて印象に残って好きになったキッカケの曲は
 
「青空」だった。
 
 
 
まだ、深く歌詞の意味を考えようとも思ってない年頃で
 
ただ耳に入ってきたものの印象でしか好みの判断をしてなかったんだけど
 
 
 
ブラウン管の向こう側、かっこつけた騎兵隊とか
 
運転手さんとか、僕も乗っけてとか
 
言葉の選び方が好きだった。
 
 
 
シャワーの後にコロンを叩いたり、ウインク1つでこの世を渡ったり
 
ジュリアにハートブレイクでビーマイベイベーしたって
 
意味がわからないけど小学生の私にとってそれもカッコ良かった。
 
でもそんなポピュラー・ミュージックの中で声やメロディー
 
抵抗なく頭に入ってくる言葉。
 
ブルーハーツは特別だった。
 
 
 
友人はヒロトの歌い方を真似して歌ってたけど
 
「お前、アホか。」って笑って馬鹿にした。
 
だって飛んだり跳ねたり痙攣して歌うもんだから。
 
 
 
本当に実物もそうやって歌うんだ。電気しびれくらげダンスっていうんだって聞いて
 
さらに「嘘こけ」って感じだったけど
 
そいつの家で録画したビデオを見せてもらって衝撃を受けた。
 
(たしかNHKの歌番組でヒロトが赤いシャツで”情熱の薔薇”を歌って、もう一曲
 
"真夜中のテレフォン"を河ちゃんが弾き語りしてた。)
 
 
ホントにビリビリ痙攣して舌をベロベロだして目玉をむき出して歌ってた。
 
でもめちゃくちゃカッコよかったよ。
 
俺も真似した。
 
 
 
その頃からずっと好きだ。その後になって歌詞もよく読んでめちゃくちゃ共感したし
 
ヒロトマーシーが好きな物は大体好きだった。
 
(嫌いなのはジャイアンツくらい)
 
小学生の頃から未だにずっと聴き続けているアーティストは
 
TheBeatlesとTHE BLUE HEARTSの2組だけだ。
 
 
 
40歳過ぎて振り返ってみても偏屈で面倒くさい人間が出来上がったなぁとか思うんだけど
 
たぶんブルーハーツのせいだ。
 
 
 
だけど、なかなか幸福な人生である。
 
 
 
悪い日もあれば良い日もある。
 
晴れたり、くもったり、雨が降ったり
 
70年なら一瞬の夢だ。
 
冗談みたいな世の中だからやりたいようにやるだけ。
 
 
 
あと30年。いまのところ、幸福な人生だ。
 
 

 

 

 「青空」 

 

ブラウン管の向こう側 カッコつけた騎兵隊が 

インディアンを撃ち倒した

ピカピカに光った銃で 出来れば僕の憂鬱を 

撃ち倒してくれればよかったのに

 

神様に賄賂を贈り 天国へのパスポートを 

ねだるなんて 本気なのか?

誠実さの欠片もなく 笑っているヤツがいるよ 

隠しているその手を見せてみろよ

 

生まれたところや皮膚や目の色で

いったいこの僕の何がわかるというのだろう

 

運転手さんこのバスに 僕を乗っけてくれないか 

行き先ならどこでもいい

こんなはずじゃなかっただろう 歴史が僕を問い詰める 

まぶしいほど 青い空の真下で・・・

 

生まれたところや皮膚や目の色で

いったいこの僕の何がわかるというのだろう

 

運転手さんこのバスに 僕を乗っけてくれないか 

行き先ならどこでもいい

こんなはずじゃなかっただろう 歴史が僕を問い詰める 

まぶしいほど 青い空の真下で・・・

 

青い空の真下で・・・      青い空の真下で・・・

青い空の真下で・・・