UKパンクの雄TheCLASH
その1stアルバム「TheCLASH (白い暴動)」のA面1曲目を飾る
Janie Jones(ジェニー・ジョーンズ)
ツッタカ ツッタカ ツッタカ ツッタカ とドラムから始まり
スカスカな音だが、未熟さも込みでまさにガレージサウンド。「うおー」ってなる。
マーティン・スコセッシはこの曲を「ブリティッシュロックの最高傑作だ!」と評している。
スコセッシといえば「グッドフェローズ」や「タクシードライバー」ハードボイルドの名作が有名だが
じつはストーンズやジョージ・ハリスン、ボブ・ディランなどのドキュメンタリーも撮っている。
(特にディランの「No Direction Home」はめちゃくちゃ良い。)
「グッドフェローズ」なんか挿入歌も最高でTheWHO、ストーンズ、マディ・ウォーターズ、クリーム、シド・ヴィシャスのMyWayまで
ラストはデレク・アンド・ザ・ドミノスのレイラのアウトロが最高の締めくくりを演出している。
ゴッドファーザーが大河ドラマならグッドフェローズは友情・絆の話。
どちらも最高だけど、どっちかと言えばグッドフェローズに軍配があがる。
あぁ…またもや話が横道にあれしてしまった。。。
まぁまぁそれくらいスコセッシは音楽愛があるわけだが
それでもストーンズやTheWHOを抑えて最高傑作とは私と同じくらいTheCLASHが好きなのかも。わっはっは。
やっぱりどうも話が長くなってしまうな。余計な話が多いのだ私は。
で本題というか今回の無駄遣いはコレ。
Janie Jones (cover) / Babyshambles & Friends [7 inch Analog]
カバーは当たり外れあるけどコレは当たり。
変に凝ったサウンドにせずわりとオリジナルに忠実なカバー。
まぁオリジナルのほうが好きだけど。こっちもカッコいい。
ちなみに、これ真ん中に写ってるオバちゃんが曲名になってるジェニージョーンズ本人。
裏面はジョーストラマー。かっちょいい。
Strummervilleのチャリティーシングルとしてリリースした本作は
クレジットされているようにBabyshamblesとDirty Pretty Things、Larrikin Love、We Are Scientists、The Kooks、Guillemotsなどなど
豪華メンツでカバーしている。
ピート・ドハーティとカール・バラーが1つの作品に参加しているとの事で
当時解散状態にあったリバティーンズの復活のきっかけになったのでは。とかとか妄想してしまう。
2000年代のアーティストで1番危なっかしくてヒリヒリして刹那的で儚い雰囲気で
ガレージロック・リバイバルのど真ん中にいたリバティーンズのメンバーが
TheCLASHのガレージロックをやるんだから聴かずにはいられない。
鬼才(奇才?)スコセッシや2000年代の若者(もう若くないけど)を夢中にさせた
TheCLASHの全ての始まりの曲オリジナル・カバーどっちも必聴盤であるのである。